強化ガラス製器具の試験・検査

1.強化ガラス製品に関する主な規格類

法令/公的規格/団体規格(準公的規格) 対象商品
家庭用品品質表示法(18強化ガラス製器具) 強化ガラス製の食器
JIS S 2043(ガラスコップ) ガラスコップ(全面物理強化、他)
一般社団法人日本硝子製品工業会 規格 強化ガラス蓋

2.破損の状況(強化ガラス製蓋のポンチ破壊)

※全面物理強化ガラス製品は、一瞬で細片に粉砕する。【写真b)】
※粉砕時の衝撃で、ガラス細片は広範囲に飛散する。【写真c)~e)】
a)スタートb)1/30秒後(細片破断、ふた形状は保持)
c)2/30秒後d)3/30秒後 a)スタートe)1秒後

3.品質規格の結果

1.強化ガラス蓋の場合

①なべ蓋(※破損品は細片に粉砕するため、破損原因が異なっても破損状況は同じです。)
外観 ひずみ 外破損状況(細片に粉砕)
破壊起点(表面キズ) 破壊起点(金属接触の衝撃)

②熱衝撃試験(一般社団法人日本硝子製品工業会規格基準)
恒温槽/電気炉(高温側) 冷水槽(低温側) 破損した試料(温度差=250℃)

2.コップの品質規格の一部

①JIS S 2043 4.1 外観
普通(強化加工なし) 口部強化 全面物理強化

②JIS S 2043 4.2 ひずみ
ひずみ(普通) ひずみ(口部強化) ひずみ(全面物理強化)

③破損品の状態(強化の種類によって破損状況が異なる)
破損品(普通) 破損品(口部強化) 破損品(全面物理強化)

④JIS S 2043 4.5 衝撃強さ
落球前(全面物理強化) 落球位置(全面物理強化)

お問い合わせ先

■大阪事業所 ガラス製品試験センター

〒578-0921 大阪府東大阪市水走3丁目6番14号
TEL:072(968)2227 / FAX:072(968)2221 / E-Mail:glass-osaka@mgsl.or.jp

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